2023年10月15日 トロント・ジャパニーズ・クリスチャン・コミュニティ 礼拝メッセージ タイトル:ヤコブの二人の妻 聖書箇所:創世記29:31-30:24
創世記29:31-30:24(聖書 新改訳2017)
29章
31,主はレアが嫌われているのを見て、彼女の胎を開かれたが、ラケルは不妊の女であった。
32,レアは身ごもって男の子を産み、その子をルベンと名づけた。彼女が、「主は私の悩みをご覧になった。今こそ夫は私を愛するでしょう」と言ったからである。
33,彼女は再び身ごもって男の子を産み、「主は私が嫌われているのを聞いて、この子も私に授けてくださった」と言って、その子をシメオンと名づけた。
34,彼女はまた身ごもって男の子を産み、「今度こそ、夫は私に結びつくでしょう。私が彼に三人の子を産んだのだから」と言った。それゆえ、その子の名はレビと呼ばれた。
35,彼女はさらに身ごもって男の子を産み、「今度は、私は主をほめたたえます」と言った。それゆえ、彼女はその子をユダと名づけた。その後、彼女は子を産まなくなった。
30章
1,ラケルは自分がヤコブに子を産んでいないのを見た。ラケルは姉に嫉妬し、ヤコブに言った。「私に子どもを下さい。でなければ、私は死にます。」
2,ヤコブはラケルに怒りを燃やして言った。「私が神に代われるというのか。胎の実をおまえに宿らせないのは神なのだ。」
3,彼女は言った。「ここに、私の女奴隷のビルハがいます。彼女のところに入り、彼女が私の膝に子を産むようにしてください。そうすれば、彼女によって私も子を得られるでしょう。」
4,ラケルは彼に女奴隷ビルハを妻として与えたので、ヤコブは彼女のところに入った。
5,ビルハは身ごもり、ヤコブに男の子を産んだ。
6,そこでラケルは、「神は私をかばってくださり、私の声を聞き入れて、私に男の子を与えてくださった」と言った。それゆえ、彼女はその子をダンと名づけた。
7,ラケルの女奴隷ビルハは再び身ごもって、ヤコブに二番目の男の子を産んだ。
8,そこでラケルは、「私は姉と死に物狂いの争いをして、ついに勝った」と言って、その子をナフタリと名づけた。
9,レアは自分が子を産まなくなったのを見て、彼女の女奴隷ジルパをヤコブに妻として与えた。
10,レアの女奴隷ジルパはヤコブに男の子を産んだ。
11,レアは「幸運が来た」と言って、その子をガドと名づけた。
12,レアの女奴隷ジルパはヤコブに二番目の男の子を産んだ。
13,レアは、「なんと幸せなことでしょう。女たちは私を幸せ者と言うでしょう」と言って、その子をアシェルと名づけた。
14,さて、麦の刈り入れのころ、ルベンは出て行って、野で恋なすびを見つけた。そして、それを母レアのところに持って来た。すると、ラケルはレアに「どうか、あなたの息子の恋なすびを少し私に下さい」と言った。
15,レアはラケルに言った。「あなたは私の夫を取っても、まだ足りないのですか。私の息子の恋なすびまで取り上げようとするのですか。」ラケルは答えた。「では、あなたの息子の恋なすびと引き替えに、今夜、あの人にあなたと一緒に寝てもらいます。」
16,夕方になって、ヤコブは野から帰って来た。レアは彼を出迎えて言った。「あなたは私のところに来ることになっています。私は、息子の恋なすびで、あなたをようやく手に入れたのですから。」その夜、ヤコブはレアと寝た。
17,神はレアの願いを聞かれたので、彼女は身ごもって、ヤコブに五番目の男の子を産んだ。
18,そこでレアは、「私が女奴隷を夫に与えたので、神は私に報酬を下さった」と言って、その子をイッサカルと名づけた。
19,レアはまた身ごもって、ヤコブに六番目の男の子を産んだ。
20,レアは言った。「神は私に良い賜物を下さった。今度こそ夫は私を尊ぶでしょう。彼に六人の子を産んだのですから。」そしてその子をゼブルンと名づけた。
21,その後、レアは女の子を産み、その子をディナと名づけた。
22,神はラケルに心を留められた。神は彼女の願いを聞き入れて、その胎を開かれた。
23,彼女は身ごもって男の子を産み、「神は私の汚名を取り去ってくださった」と言った。
24,彼女は、その子をヨセフと名づけ、「主が男の子をもう一人、私に加えてくださるように」と言った。